偉大なる折田先生・その五
平成十四年三月某日
久しぶりに旧教養部の中を歩いていた私は
突然街中で旧友に再会したかのような感を覚えた。
たまたま通りかかった総合人間学部図書館前
A棟を挟みかつて先生の銅像があった場所の反対側あたり。
(平成十四年三月某日夜、筆者撮影)
この顔には見覚えがある。
数年前のセーラームーンに似ている。
驚くべきことに
何処かに数年以上前のパーツが保存されているのか。
あの立て看板も複製されていた。
細かいことであるが
「どうか」が「どうにか」になっている。
王蟲(台座つき)も極めて精巧である。
雨で色が禿げたところを見れば
新聞でできたハリボテであることがわかる。
しかしこの作りこみ様
作者の並々ならぬ情熱を感じた。
遠く忘れ去られようとしていた折田先生。
しかしこの像の出現により
再び学生達の間に伝説の悪戯が継承されていくことになるのだ。
そして先生ご自身にまつわる話も伝承していかなくてはならない。
私がこのサイトを立ち上げることを決意した瞬間でもある。
折田先生よ永遠に。